【case1】離婚してマンションを購入したＴ様 | 離婚不動産アベリアの事例紹介 | 離婚にまつわる不動産のお悩みは緑川 陽子にご相談ください

そもそも、離婚のあれこれでまだ精神的に立ち直っていなかった最初のころは、ただ同じような経験をした他の方と一緒に話をするだけの状態。

いずれは物件の購入も考えていたけど、まだまだそこまで気持ちは上向きになっていなかったようです。

気持ちが落ち着いて、今後の人生設計をきちんと考え、前向きになるのに２年必要だった、ということ。

きっとＴ様にはそこがベストのタイミングだったんですね。

イベントに参加しだしたあたりから、少しずつ買うためには？と情報を集めていたＴ様。頭金はいくらあるといいのか？とか、自分の場合はいくらくらい借りられるのか？という質問がたまに出ていました。

アベリアのイベントは、不動産とまったく関係ない内容も結構あるのですが、そんなイベントの中で、個人的に相談してくれても全然ＯＫだったので、みなさんの話を聞いて、自分の場合はどうなんだろう？と質問してくれたのだと思います。

それからは、頭金はこれくらい貯めよう！と目標を立てて貯金を始めたそうです。

Ｔ様はお子さんはいなかったので、比較的支出を抑えやすかったのかもしれません。

具体的に探し始める、となったとき、まず希望の条件を出してもらいます。

Ｔ様の場合は、今住んでいる場所からあまり離れない都内限定、ワンちゃんと住めるマンション、防犯面を考えてオートロック、ということでした。

予算も一緒に計算し、月々無理のない範囲で、と考えると2500万円以内が妥当。

まずはこの条件で出ている情報を精査し、10件以上ピックアップ。

紙面で良さそうなものを実際に二人で見学に行く、という作業を繰り返します。

１日に３件以上を見学していくのですが、2か月程の期間でこれを３、４回繰り返すと、もう希望に合う新しい物件が出てこなくなります。

ここは室内はリフォーム済みできれいだけど、昭和築だから外観はやっぱりアンティーク感が否めない…。そしてやっぱりオートロックがない…。

ここは少し築浅だからオートロック付きだけど、狭くて日当たりも悪い…etc。

実は、もう一つ、強力な条件がありました。

それは、風水です。

このエリアにある物件のみＯＫ、というもの。

そこから外れた物件は他の条件がぴったり合っていてもＮＧになるので、なかなか難しい…。

どうしたものか…と思ったいたら、Ｔ様から条件を少し緩めても、という連絡がはりました。

皆さんそうですが、物件を実際に何件も見ていくと、ここは妥協しないとな、というポイントが見えてくるんですね。

もちろん、すべてを妥協する必要はないのですが、すべて100％希望通りの物件（しかも予算内）は存在しないな、と気付くわけです。

最初からそんなものありません、とは言わないですよ。

もちろん皆さん色々な夢があって希望の条件を出すわけですからね(笑)

自分で納得して初めて、妥協できるポイントもわかるというわけです。

Ｔ様の場合、都内限定、を外してくれました。

すると少し相場も下がるので、同じ予算でも築浅でオートロック付き、が出てきました。

ペット可のマンション、というのも昭和築のものは少ないため、築浅になるとペット可物件も増え、選択肢がぐっと広がりました。

よし！とまた何件も見学に行くツアーを組んで(笑)、二人で物件を見て歩きました。

しかし、それでもなかなかこれ、という物件に巡り合えません。

この辺ですでに探し始めてから３か月が経過。

これはもしかすると、本心では買うつもりがないのかしら？と感じていました。

自分でも、購入したい気持ちの自覚があっても、本心では買いたくないと思っている、という方がたまにいます。

とても臆病だったり、現実には無理だと思っていたり。

Ｔ様もそのタイプ？と思ったものの、いや、ちょっと違うような気も…と思い、あるイベントにまた誘ってみました。

女性はみな、占いみたいなものが好きな方が多いので、そんなイベントです。

もちろん、楽しむのが主で本気で占いをしてもらおう！と鼻息荒く参加していた人は少ないのですが、実はこの占いみたいなことをしてくれる人が霊感の強い人。

何がＴ様の邪魔をしているのか、ちょっと見てもらおう、と思って誘ってみたのです。

皆楽しんで帰ったイベント後、Ｔ様はどうでしたか？と聞いてみました。

何にもなければそれでＯＫ。また物件探して頑張れば良いのだし、と思っていたら…。

これをやってみた方がいいかも、と何かアドバイスをしてくれたようでした。

それは占ってくれた人とＴ様との間であったやりとりなので、詳しく聞くことはありませんでしたが、、、。

そのイベントの後、２週間ほどして再度物件を３件見学に行くことになり、いつものように待ち合わせをした場所に行くと。

なんだか雰囲気が明るくなったような？不思議な感じ。

あれれ？と思いながらもそのまま１件目を見学。

惜しいね、という感じでいつものように決め手はなく終わりました。

次に２件目を見終わると、Ｔ様は次の一件を見ないまま、ここにします！と急に宣言。

唖然とする私は、次も一応見てからにしましょう、と連れていきましたが、やはり２件目がいいとなり。

すぐに申込をすることに決定。

何があったんだ？と不思議に思いつつ、確かにとてもいい物件（予算内、ペット可、エリアもＯＫ、周辺環境もＯＫ、築浅のオートロック付き、日当たり良好）だったので、やっとご縁がある物件に巡り合えたんだな、と思っていました。

帰り道、どうして急に決められたのかを聞いてみたら、イベント時、これをやったらいいかもよ、と言われたことを素直に実践していたらしいのです。

もちろん、それは全く関係ないかもしれませんが、いい物件に巡り合って購入したい！という気持ちで素直に実践していたＴ様。きっとその気持ちが通じたんだな、と嬉しくなりました。

申込をした後は、融資が通るのか、リフォームはどの位するのか、などまだまだ気を抜けないことがたくさんあったのです。

融資が一番心配で、昔何かのリースを組めなかったと申告してもらっていたので、ちょっと不安材料。

でもメガバンクで満額融資ＯＫとなり、金利も一番優遇してもらえたのです。

そこからはすべてトントン拍子。

契約から決済まで、何の問題もなく進み、リフォームも完了。

愛犬と一緒にお引越しをして、今はとても快適に暮らしているそうです。